「新米」「新じゃが」「新たま」など、旬の到来を告げる“新物”。季節感豊かな日本ならではの楽しみですよね。
初夏の代表格は、なんといっても
お茶の新物「新茶」。
でも、産地も品種も様々で、
どれが美味しいのか、自分の好みに合うのかを選ぶのは正直難しくありませんか?
江戸時代から続く銘茶問屋である
壽々喜園が、長年の目利き力で
あなたにぴったりの新茶選びをお手伝いします!
<あなたにぴったりの新茶は?>
◎ホットもアイスも! 温度を使い分けて美味しさUP ◎スイーツや食事とのマリアージュを楽しむ新茶
◎そもそも新茶ってどういうもの? 何がいいの?
■ 上質なお茶はお湯の温度と茶葉の量がポイント
新茶は温冷どちらでも楽しめますが、味わいのタイプによって美味しさが増す飲み方が違います。
壽々喜園一押しの新茶は、鹿児島県産の
「おくみどり」。
お茶屋としては見ただけで「これは!」と感じる、
茶葉の色つや形の完璧さ。
こういった上質のお茶の味わいを最大限に引き出すには、
70℃のお湯で
1分30秒程抽出がおすすめ!
■ 冷茶は水出しだけじゃない! オンザロックも美味しい
同じく鹿児島の
「ゆたかみどり」は、冷茶も美味しいタイプ。
グラス1杯分、約5gの茶葉に対し150mlの割合で容器に入れれば、20〜30分程度で美味しい水出し茶に。
綺麗な緑が涼しげで、キリっとした渋味も引き立ちます!
お湯で1分30秒程抽出してから、
オンザロックもオススメです。
■ バター風味や洋菓子に合わせたい煎茶もあります
日本茶(煎茶)のお茶請けというと、おせんべいやお漬物と一緒に…というイメージが強いかもしれませんが、そのお茶の個性によっては洋菓子や果実と合うものや、お茶請けなしでお茶そのものの味わいを楽しむのが向いているものもあります。
たとえば、「ゆたかみどり」は、キリっとした渋みながら後から追いかけてくる旨みと、“サツマイモのよう”とも評されるほんのり甘い香りが、バターなどコクのある味にぴったり。
鹿児島県産ゆたかみどり 新茶 864円(税抜800円)
■ お酒の代わりに?! お食事に合わせるなら…
食中酒、ならぬ
食中茶としてオススメなのは、渋み・旨み・甘みのバランスが取れたお茶です。
「あさのか」は、料理の味にも負けない
濃厚な旨みがありながら、
フルーティーな香りが際立っているので、お酒が飲めないお食事の時などに重宝します。
全国でもまだまだ生産量が少ない、ちょっとレアな品種なのもポイントです。
あっさりした味わいのお料理に合うのが、
「さえみどり」です。どなたにも飲みやすい、渋み控えめの味わいで、
優しい甘味が特徴。
ビターチョコなど苦みの強いお菓子と合わせると、その味を引き立てます。
■ 新茶文化のはじまり
夏も近づく八十八夜〜♪ というフレーズを聞いたことがある方も多いと思いますが、立春(2月3日頃)から数えて88日目を指す
「八十八夜」のころに収穫期を迎える、お茶の産地があります。
それが、日本有数の茶どころ・
静岡です。
また、
初物を食べると長生きする、病気にならない、という言い伝えが日本には昔からあります。
八十八夜は、末広がりで縁起がよいとされる
「八」並びの日。
その頃に旬を迎える静岡の新茶は、
二重に縁起がよいということで、評判になったのです。
■ お茶は“庶民のあこがれ”だった
ただし近世までは、お茶は庶民が気軽に飲めない、ちょっと贅沢な品でした。
そこで、日ごろ世話になっている大切な人に、縁起のよい静岡の新茶を贈るブームが生まれ、それがお茶の各産地に広がっていきました。
九州などの温暖な地域の新茶は、八十八夜の縁起より、いち早く新茶を楽しみたいという方向けといえます。
ちなみに、「初物が健康長寿によい」というのは、「季節の最初の、新鮮な“気”がたっぷり詰まっているから」「(特に植物など)ワンシーズンに必要な成分が全部詰まっているから」という考えからきているようです。
若葉の鮮やかな緑色が美しい、新茶。
各地から届く、それぞれ個性や魅力あるお茶の中から「おいしく」「リーズナブル」な“本当に値打ちのあるお茶”を、
自信を持ってご紹介しました。
一年を通じて美味しいお茶はありますが、新茶ならではのフレッシュな味は今だけですので、どうかお見逃しなく!
また、スイーツと組み合わせたギフトや、送料無料のお得なセットなどもおすすめです。